自分では気づきにくい躁鬱病異変を感じたらすぐに相談

躁鬱とうつ病との違い|専門機関を受診しましょう

治療が難しい病気

ハートを持つ看護師

ストレス社会と言われている今、体の病気だけでなく心の不調を感じている人がたくさんいます。心の病気は誰でも発症する可能性があり、きっかけも人それぞれなので日頃からストレスを溜めないような生活をするべきですが、仕事や家事に追われていると自分の体や心の変化に耳を傾ける機会が減り、知らず知らずのうちに精神疾患を患っている場合があります。精神疾患の中で広く知られている病気といえばうつ病です。うつ病になると常に気分が落ち込んで、特に理由もないのに悲しくなったり、自分のことを否定するなどのネガティブな感情を抱えがちになり、今まで好きでやっていた趣味にも打ち込めなくなり、時には仕事にも影響が出始めます。さらにひどくなるとベッドから起き上がる気力もなくなって、長い間寝たきりの状態になる場合もあります。今までうつ病と言えば気分の落ち込みや思考力の低下などが主な症状と言われていましたが、躁鬱と呼ばれるうつ病は普通のうつ病とは違う症状が現れます。躁鬱は、躁状態と鬱状態の時期があり、鬱状態の時は一般的に知られているうつ病の症状が現れますが、躁状態は鬱とは正反対の状態になります。気持ちがいつも以上に昂ぶり、物を壊したり衝動的な買い物をしたりなど常軌を逸した行動を取ります。また、躁状態になると睡眠を取らずに何時間でも行動できるので、仕事にも積極的に取り組むようになり、普段では思いつかないような画期的なアイディアを生み出したり、新しい提案をしたりします。しかし、その分集中力が持続せず、与えられた仕事を最後までやり遂げずに途中で放り出してしまいます。

躁鬱になると躁状態と鬱状態とのバランスが取れずに周囲の人に迷惑をかけてしまいますが、中には軽躁という状態になる人がいます。軽躁は躁状態と同じように一日中活発に動きまわり、様々な活動を積極的に行ないますが、人によってはそのような行動が過剰に見える場合もあります。しかし、軽躁は躁状態のように物を壊したりなどほとんど周囲に迷惑がかからないので、周りの人には少し調子が良いだけという印象を与えます。通常、躁状態は一週間以上続きますが、軽躁状態は4日以上続き、本人には自分が異常な行動をとっているという自覚がありません。また、躁鬱には躁と鬱が入り混じった混合状態がありますが、気分は落ち込んでいるのに体だけが軽く活発に動こうとするので、混合状態になると自殺をする確率が高くなります。躁鬱は本人の自覚があるなしに関わらず早期の治療が必要になるので、家族や友人など周囲の人が異常をいち早く察知し、専門機関へ患者と一緒に相談にいきましょう。

病気を発症しやすい人

カウンセリング

精神疾患は誰でも発症する可能性がありますが、予防のためにも事前に発症しやすい性格を把握しておくと良いでしょう。躁鬱は一般的に肥満型で循環気質な性格を持っている人が発症しやすいと言われています。

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正しい治療が大事

看護師

具体的な原因がわかっていない躁鬱は、遺伝的要因や環境、性格などが合わさって発症します。万が一病気になった時は専門機関で正しい治療を行なわないと、再発や社会的な信頼を失くす可能性があります。

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病気の治療方法

背伸びする女の人

病院で行なわれる躁鬱の治療は薬物療法と精神療法の2つです。薬物療法では抗精神薬や気分安定薬を使いながら症状を安定させ、精神療法では患者自身の考え方を変えていきます。継続することで徐々に症状が和らいでいくでしょう。

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病院の違い

女医

躁鬱を治療する機関はいくつかありますが、選ぶときは通いやすさや医師との相性を確認しましょう。また、精神科や心療内科の違いを把握しておくと病院選びが円滑に進みます。さらに、病院の規模によってもサポート体制に違いがあります。

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受診の心得

カウンセリング

躁鬱という病気が世間に認知されるようになりました。しかし、精神科への受診はまだまだ敷居が高く、治療自体に不安を感じている人もいます。しかし、受診の前に自分の病状を把握すると、正しい情報を伝えられます。

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